こんにちは!

都筑区のセンター北にある都筑こもれび整体院の山本です。
最近良く耳にする認知症ってどういうものかご存知ですか?
- 記憶力が悪くなるんだよね?
- 性格が変わったりするって聞いたことがある・・・
- 外を徘徊してしまったりするの?
どんなことが起きるのかなど何となくはわかっていても詳しいことや対策についてはあまり知らないという方も多いのではないかと思います。
今回はそんな認知症について解説していきます!



人生100年と言われているので認知症の予防は大事なことですね!
認知症とは?


認知症は、脳の病気や障害、加齢などによって脳の機能が徐々に衰えることで、記憶力、思考力、判断力が低下し、日常生活や対人関係に支障が出てきた状態のことです。
日本では65歳以上の5人に1人が認知症を患っているとも言われています。認知症は誰にでも発症する可能性があるので周りの理解やサポートがかなり重要となってきます。



高齢化の進む日本では認知症については今後更に考えていかないといけない点ですね。
認知症と加齢による物忘れについて
ここでは、認知症の種類や症状と加齢による物忘れについて説明していきます。



認知症と加齢による物忘れは実は違います!
①認知症の種類
- アルツハイマー型認知症
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アルツハイマー型認知症は、認知症の半分以上を占めると言われています。脳の神経細胞が変性することで減少していくことで発症します。症状はゆっくりと進行しますが、脳全体が萎縮していくため身体機能も低下していきます。
- 脳血管性認知症
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脳出血や脳梗塞などの脳卒中の後遺症で起きる認知症です。障害される脳の部分によって症状が変わってきます。できることと難しいことが分かれ、突然症状が出現したり変動したりするなど、「まだら認知症」とも言われる症状が特徴です。認知症の20%程度を占めると言われています。
- レビー小体型認知症
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脳内にレビー小体と呼ばれる異常なタンパク質が蓄積することによって引き起こされる認知症になります。進行が早いことが特徴です。幻覚が見えたり動作が遅くなるなどのパーキンソン症状が現れたりします。全体の20%程度を占めると言われています。
- 前頭側頭型認知症
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前頭葉と側頭葉が萎縮によって主に理解や性格の部分に症状が出現します。同じ言動を繰り返す、言葉が出にくくなる、身だしなみを気にしない、相手に対しての配慮や感情の抑制ができないなどの症状が特徴となります。
上記の他にも若年性認知症など若い年齢で発症する認知症もあります。



認知症にも種類があります!特に多いアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症は「三大認知症」とも言われています!
②認知症の症状
認知症の症状は主に以下のようなものがあります!
- 記憶障害(もの忘れ) :最近の出来事や情報を忘れやすくなります。繰り返し質問することが多いです。
- 認知機能の低下: 慣れた家事や仕事の計画を立てたり、問題を解決したりする能力の低下。
- 言語障害: 言葉を見つけるのが難しくなり、会話が困難になってしまいます。
- 方向感覚の喪失: 知っているはずの場所がわからなくなったり道に迷ったりすることが増えます。
- 時間感覚の喪失: 時間の経過を把握するのが難しくなります。昼夜逆転などが起きてしまいます。
- 感情や行動の変化: 不安や抑うつ、興奮などの感情の変動が見られることがあります。



どれも日常生活ではなくてはならない能力ですね!
③加齢による物忘れとは
高齢になってくるとよくある物忘れというのは厳密には認知症とは異なります。しっかりと区別するということは難しいのですが、いくつかわかりやすい違いがあるので紹介していきます。
- 加齢による物忘れは、何かを忘れてしまったという自覚がありますが、認知症の場合は自覚そのものがないです。
- 加齢の場合はごはんを食べたけど内容を思い出せないですが、認知症の場合は食べたことそのものを忘れてしまいます。
- 加齢の場合は忘れた事自体はわかっているため思い出そうとしたりするので生活に支障は出にくいですが、認知症の場合は自覚そのものがなかったりするため日常生活に大きな支障がでてしまいます。



認知症の場合は症状そのものに本人の自覚がないことが最大の特徴です!
認知症の改善策
認知症は放置していると進行してしまうため、必ず対処する必要があります。
ここでは、どのような対策をしていけばいいか紹介していきます!



認知症は進行する前に食い止める必要があります!
①病院の受診
まずは「もの忘れ外来」などの病院の受診をしましょう!現在は認知症の進行を改善する薬もあるため、早期に治療を開始すれば悪化を防げる可能性が十分あります!
認知症はある程度進行するにつれて自覚症状もなくなってくるため、他の対処も難しくなって来てしまうので今の自分がどうなのかを確認することも含めて最重要になってきます!
②運動習慣をつける
今はコグニサイズと呼ばれる身体の運動と脳を鍛えるトレーニングを同時にすることで改善ができると言われています。
現時点で身体の調子が悪くて運動習慣を身につけることが難しい場合は早めに身体の不調を改善して運動ができる状態にしてあげましょう!
日常生活であれば、ちょっとした外出をすることや地域の行事に参加するだけでも予防に繋がります。
目標としては週に3回ほど30分程度の外出が出来るようになるのが理想です!
介護保険等がある場合はデイサービスなどで外出の習慣と同時に運動出来る環境を整えてあげることも大事です!



まだ介護保険の段階でない場合は整体などで身体を整えて日常生活をより改善してあげることも有効です!
③周囲のサポート
最後は本人ではなく、周囲の方のサポートになります。
認知症の本人は、なぜ忘れるのか、なぜ、昔みたいにできないのか、周囲がなんで自分にイライラしているのかがわからないので困惑し、いちばん不安な思いをされています。家族の方もしっかり出来るように教えてあげたくなったり、不安な気持ちになると思います。しかし、そういう時であっても怒ったりしないで理解をもってより自然にサポートすることが大切です。もし、負担が強い場合などは介護・福祉サービスの利用も方法の一つです。



抱え込まないで周囲に相談することも非常に大事になります。
最後に


いかがだったでしょうか?
認知症はご本人ではどうしようもならないことが非常に多いです。
ご家族の方が少しでも「あれ?」って思ったときに対処してあげることが非常に大事です。
対処が早ければ早いほどに進行も食い止められる可能性が高くなりますし、健康で過ごせるようになります!
私も医療機関で勤めていた時に数多くの認知症の方を担当してきました。適切な治療と併せて楽しく身体を動かすことで症状が改善しているケースもあります。
認知症は長年付き合っていくものですが、少しでも早く改善してあげましょう!



認知症のある方であっても適切にサポートをしてあげることが大事です。ご家族のことであっても気になることがあればお気軽にご相談ください!