股関節を動かすと音が鳴る。原因を理学療法士が解説!

股関節を動かすと音が鳴る。原因を理学療法士が解説!

こんにちは!

センター北駅にある都筑こもれび整体院の山本です!

みなさんは股関節を動かすときにこんなことはありませんか?

  • 痛みはないけど音が鳴る
  • 長い時間座っていてその後に動こうとすると音が鳴る
  • 足上げ腹筋をしていたら音が鳴る

今日はそんな症状について理学療法士が解説します!

目次

股関節の音が鳴る、なんで?

股関節を動かすときに音が鳴ることを弾発股(クリック股)と呼ばれたりします。

骨盤や股関節が動かすときに「ポキポキ」や「ゴリッ」といった音が鳴る状態のことを指します。

股関節を動かすと音が鳴る、大きく分けて原因は3つになります!

①筋肉の動きが悪くなってしまっている

股関節周囲の筋肉

1つ目は筋肉の動きが悪くなってしまっている場合です。

股関節周囲の筋肉は関節を動かすために存在しています。そのため、その動きが悪くなってしまうと骨に引っかかってしまい、その際に音がなってしまう場合です。

股関節の外側が鳴る場合は大腿筋膜張筋(腸脛靭帯)が大腿骨の大転子と呼ばれる部分に引っかかって音がなってしまいます。

股関節の内側がなる場合は腸腰筋と呼ばれる鼠径部を通る筋肉が股関節を動かす際に骨頭に触れて音が鳴る場合があります。

他にも内転筋恥骨筋などの硬さが影響してくる場合もあります。

股関節周囲はたくさんの筋肉が上手く働かないといけないです!

②股関節周囲の脂肪などの結合組織が硬くなってしまっている

2つ目は股関節周囲の組織が硬くなってしまっている場合です。

意外かもしれないですが脂肪などの組織も硬くなってしまうケースがあります。

身体の組織は動きが減ってくると徐々に硬くなってしまうようにできています。そのため、長時間座っているなどの生活が続くと硬くなってしまうケースがあります。

脂肪などを含めて結合組織は関節や筋肉の動きをスムーズにさせるための役割を担っているため、硬くなってしまうと動きを邪魔にしてしまうためその結果として音がなってしまう場合があります。

また、この結合組織が固まってしまうと徐々に痛みの神経がその場所にできてしまうこともあるので注意が必要です!

結合組織が硬くなってしまうことで全体の動きを悪くすると同時に痛みを感じやすくなる場合があります!

③変形性股関節症

変形性股関節症イメージ図

3つ目は変形性股関節症の場合になります。

骨が変形してしまうことで軟骨などがすり減り、関節内がうまく動かなくなってしまうことで起こります。

多くの場合は末期に近い状態で起きるので、頻度は多くはありません。

変形性股関節症は徐々に進行をしていくため痛みを伴っていたり、動かそうとすると骨がと骨がぶつかるような感覚がある場合が多いです。

変形性股関節症が気になる場合はまずは必ず病院を受診しましょう!

変形性股関節症はある程度の段階であれば整体も有効ですが、末期になってしまった場合は手術を選択したほうがいい場合もあります。

股関節が鳴ってしまう状態の改善方法

そんな股関節が鳴ってしまう弾発股であっても改善は可能です!

①股関節のストレッチ

股関節のストレッチ

まず最初にご自身でやれることはストレッチになります。

音が鳴る部分が軽く伸ばせすようにストレッチをしてあげます。

他にも、音が鳴る部位とは少し違う部分をストレッチして音の変化を確認しながら実施してあげることも有効です。

ご自身で動きの変化を感じてあげることも大事になります!

②股関節周囲のマッサージをしてあげる

股関節前面のマッサージ

股関節の前面である鼠径部などをご自身でさすってあげたりマッサージをして上げる方法になります。

結合組織の動きを良くするにはまずは動かしてあげることが大事になります。

擦ってあげたり、一部分を抑えてあげながら股関節を動かすなどをして硬くなっていそうな部分を動かしてあげましょう!

この時、強い刺激になりすぎないように注意しましょう!強い刺激でやるとその場では少し硬さが取れた感じがしますが後々に余計に硬くなってしまうなどのトラブルも起きやすいです!

やさしくやってあげることがコツになります!

③臀部の筋力トレーニング

臀部の筋力トレーニング

最後に臀部の筋力トレーニングになります。

筋肉の動きのバランスが悪くなってしまっている場合は、お尻の筋力が落ちてしまっているケースが多いです。

ヒップリフトなどのお尻を上げる筋トレをすることで改善してくるケースもあります。

腰に強い力が入らない程度にほんの少しおしりが浮く程度から始めてみましょう!

最後に

いかがだったでしょうか?

いつの間にか鳴るようになってしまった股関節。最初はそうでもないですが徐々に年令を重ねるにつれて気になるように鳴ってくる方も多いかと思います。

基本的に鳴り始めてすぐに痛みが出るように事にはならないことがほとんどですが、同じ状態を放置しておくと徐々にその部位に負担が蓄積して炎症を起こしてしまう可能性もあります。

セルフケアを参考にしていただいて早めに改善してあげましょう!

長年の問題の場合は原因が複雑になっている場合もあります。その場合は整体なども選択肢に入れてあげることもひとつになります!

センター北駅周辺の地域にお住まいの方で、ずっと音が鳴るけど改善の一歩を踏み出したい方はぜひ一度当院にご相談ください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次