こんにちは!
センター北駅にある都筑こもれび整体院の山本です!
みなさんは大腿骨頸部骨折という言葉を聞いたことがありますか?
大腿骨頸部骨折は、高齢者で転倒をしてしまうと良くなってしまう骨折です。
- 大腿骨を骨折して手術になってしまった・・・
- 人工股関節の手術をすることになってしまった・・・
- リハビリしたら元の生活に戻れるのか不安・・・
こんな不安を抱えている方も多いのではないかと思います。
今回はそんな大腿骨頸部骨折について、概要と受傷後のリハビリの過程について説明していきたいと思います!
大腿骨頸部骨折とは?
大腿骨頸部骨折とは、写真のように大腿骨の細くなっている部分が折れてしまった骨折となります!
高齢者の4大骨折の一つとなります!
大腿骨頸部骨折の場合は自然治癒が困難な場合が多く、手術となるケースが非常に多いです。
手術に関しては、
- 人工股関節全置換術(THA)
- 人工股関節骨頭置換術(BHA)
- CHS
- ハンソンピン
上記のような手術が主にあります!
病院勤務時代にはこういった手術をされた高齢者の方はたくさんいらっしゃいました!
人工股関節置換術であるTHAやBHAでは脱臼のリスクがあるため、主治医の先生や看護師の方たちと連携してのリハビリが重要となります。
手術方法も近年でどんどん発達してきているため、以前よりも回復は早い傾向にあります。
人工股関節の場合は20年程度で交換が必要となることが基本となるため、若年層ではCHSやハンソンピンなどの手術が選択される場合が多いです。
大腿骨頸部骨折の術後経過とリハビリ
大腿骨頸部骨折の手術後は基本的に翌日からリハビリが始まります。一昔は体重をかけられない免荷期間が設けられていたケースが多いですが、人工股関節の手術の場合は翌日から歩行許可が出るケースも多くなってきています。ハンソンピンやCHSの場合は免荷期間を設けた後に徐々に体重をかけるように許可が出ることが一般的となっています。
手術の方式や骨折の程度などにより状況は変わるため、その部分は主治医の先生の話をよく聞きましょう!
リハビリは主に以下のような内容が多く実施されています!
- 股関節周囲の可動域の改善
- 下肢を中心とした筋力トレーニング
- 退院のために必要な歩行練習や階段練習など
- 必要に応じて生活で行ってはいけない動作の指導
歩行練習は歩行器などを使用したり、状態がよくなってきたら杖や杖なしでの歩行なども実施します。多くの場合は入院前の歩行状態を目安に実施することが多いです!
入院でのリハビリは、痛みが落ち着いて生活がある程度できる段階になると退院となることが多いです。
最近では早いと1〜2週間で退院となる場合も多いです
退院は可能だけど不安がある場合は通院でのリハビリを継続する場合もあります。
入院中の時点で痛みがある場合や生活の動作に不安が強い場合は老人保健施設や回復期リハビリテーション病院に転院することもあります。
また、高齢者で退院はするけど日常生活が厳しい場合などは訪問リハビリなどを導入する場合もあります!
私は入院から老健、訪問リハビリ含めてすべての場所でそういった方のリハビリを担当していたことがあります。
最後に
大腿骨頸部骨折はしっかりと不安が取り除けるくらいリハビリは行っていくことが必要となります。
近年は手術の技術などもかなり進化しているため、入院前に近い段階まで回復することは多くの場合で可能です!
大腿骨頸部骨折のリハビリをされている方、落ち込んだりする必要はないです!
焦らずにリハビリを継続して元の生活に戻していきましょう!
当院でも大腿骨頸部骨折の手術後でリハビリがまだ足りないといった方の対応が可能ですのでお気軽にご相談ください!
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